プライド
文庫本

人は生きていくために、けっして譲れない矜持=プライドがある。それさえあれば、どんな苦難にも立ち向かえる。いわば闘争心の源のようなものだ。しかし、プライドは時に人生の足枷となることもある。あるいは過信を生み、破滅する危険すらある。
期限切れ食材を使った確信犯の真意(表題作)、異端の官僚による事業仕分け人との対決(「一俵の重み」)など、現実の社会事象に着想を得た6編の物語で、プライドがもたらす悲喜劇を紡いだ。初の短編集。
文庫版では、掌編「歴史的瞬間」を新たに加え、全7編を収録。
人は誇りがなければ生きていけない。
だが、時に誇りは傲慢を生む。
初めての短編集『プライド』は、そんな“誇り”についての物語を綴りました。
〈2012年8月〉
>> 「私の本について話そう」 『プライド』──神奈川近代文学館 城山三郎展 記念講演会(2010年5月15日(土))講演録