ホーム
インフォメーション
作 品
経 歴
発 言
真山組
ホーム
>
作品
> 真山仁が語る 横溝正史(文庫本)
真山仁が語る 横溝正史
文庫本
真山仁が語る 横溝正史
[出版社]
角川文庫
[発売日]
2010年7月25日
[ISBN]
978-4-04-394369-2
[価 格]
552円(+税)
ツイート
あらすじ
NHK教育テレビで放送された「私のこだわり人物伝」文庫シリーズ第5弾。
30年来の横溝正史ファンである真山が、『獄門島』『犬神家の一族』『八つ墓村』など70年代に一大ブームを巻き起こした横溝作品の真髄と、横溝正史さんが見つめ続けた日本とは何だったかについて語る。角川春樹氏と真山の対論、横溝さんの短編小説「猫館」「蝙蝠と蛞蝓」「百日紅の下にて」も収録。
作者の思い
ご縁があって、今月3日から4週間に渡って、毎週火曜日(午後10時25分~10時50分)、NHK教育テレビで『知るを楽しむ 私のこだわり人物伝』に出演させていただくことになりました。
今回、取り上げさせていただくのは、長年敬愛して止まない探偵小説家の横溝正史さんです
名探偵金田一耕助シリーズで、余りにも有名な横溝さんの作品に最初に出会ったのは、高校時代でした。
角川文庫による“横溝正史フェア”で手に取った『犬神家の一族』にはまり、以来発表されたほぼ全作品を読破するに至りました。
放送では、その横溝作品の魅力をお伝えすると共に、作品に秘められた横溝さんの想い、さらには現代社会から見た横溝作品の意義なども考えてみました。
撮影も、戦時中横溝さんが疎開された岡山県倉敷市や、『獄門島』の舞台となった笠岡諸島、さらには、現在横溝さんの書斎が移築されている山梨市なども訪れて、横溝さんがお感じになった空気にも触れさせていただきました。
なぜ、『ハゲタカ』の真山が、横溝さんなんだ!というお叱りを受けるのは、覚悟しつつ、それでも今こそ横溝作品をもっと多くの方に読んでほしいという一念で、この暴挙を敢行してしまいました。ご容赦とご海容の程を切に願うと共に、ぜひご覧いただければ幸いです。
その第1回となる3日は、「今こそ『獄門島』を読め!」と題して、日本の探偵小説の金字塔『獄門島』の魅力に迫りました。
〈真山仁ブログ「虎視眈々」より NHK「私のこだわり人物伝」放映時のコメント/2008年6月2日〉