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神域

単行本

神域〈上〉

神域〈上〉

[出版社]
毎日新聞出版
[発売日]
2020年2月29日
[ISBN]
978-46201084763
[価 格]
1,500円(+税)
amazon/神域〈上〉
神域〈下〉

神域〈下〉

[出版社]
毎日新聞出版
[発売日]
2020年2月29日
[ISBN]
978-4620108483
[価 格]
1,500円(+税)
amazon/神域〈下〉
あらすじ
脳細胞を再生する人工万能幹(IUS)細胞「フェニックス7」によって、アルツハイマー病を克服しようという研究が進んでいた。人体への移植の前には、様々な実験と試行錯誤があり、同細胞を生成し研究を進める二人の研究者たちの葛藤の日々は続く。
一方、彼らの格闘をよそに官邸は、再生医療を成長産業の核に据え、国家戦略の柱とするため国際競争での勝利を目指している。にもかからず、古い体質を維持しようとする勢力や、慎重派など、様々な問題が絡み合い、フェニックス7の治験実現が一向に進まない。
そんな中、フェニックス7の研究施設周辺で、認知症を患ったお年寄りの謎の失踪事件が頻発していた。真相を追う刑事が、追及の果てに見たものとは……。

※本書は、2018年4月から2019年11月まで「サンデー毎日」にて連載された同名小説を、加筆・修正したものです。
作者の思い
「再生細胞による再生医療が普及すれば、人は永遠の命を手に入れるかも知れない――。
しかし、本当に細胞は安全なのだろうか。
複雑な思いが交錯する中、iPS細胞の登場によって、世界が再生細胞の実用化に向けた熾烈な競争を始めました。
実際には、なぜiPS細胞が、様々なヒトの細胞や臓器を「再生する」のかの仕組みは未解明のままです。にもかかわらず日本政府も「成長戦略」の一環として前のめりで投資をし、一刻も早い実用化を求めています。
果たして、生命の神秘という神の領域に、我々は拙速に突き進んで良いものでしょうか? 小説では、アルツハイマー病を治療することが可能な万能細胞を登場させて、再生医療の現状と問題点を考えました。

〈2020年2月〉