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レッドゾーン

単行本

レッドゾーン〈上〉

レッドゾーン〈上〉

[出版社]
講談社
[発売日]
2009年4月23日
[ISBN]
978-4-06-215133-8
[価 格]
1,700円(+税)
amazon/レッドゾーン〈上〉
レッドゾーン〈下〉

レッドゾーン〈下〉

[出版社]
講談社
[発売日]
2009年4月23日
[ISBN]
978-4-06-215434-5
[価 格]
1,700円(+税)
amazon/レッドゾーン〈下〉
あらすじ
マカオでカジノに興じる鷲津政彦の元に、中国国家ファンドの要人が接近してくる。日本最大の自動車メーカー・アカマ自動車を買って欲しい――。莫大な財力をちらつかされながらも、相手のオファーを一蹴する鷲津。しかし、中国の魔の手は、着実に日本屈指の優良企業に迫っていた。当初は、単なる威嚇行為程度にしか考えていなかったアカマ自動車社長室長大内に対して、上海の若き買収王が攻撃を開始。大内は、徹底した防衛策を巡らせるのだが……。
一方、大企業での企業再生に疲れ始めた芝野の元に、かつての恩人の訃報が届く。そして、未亡人から恩人の中小企業が瀕死の状態にあることを告げられる。
文庫本
レッドゾーン〈上〉

レッドゾーン〈上〉

[出版社]
講談社文庫
[発売日]
2011年6月15日
[ISBN]
978-4-06-276992-1
[価 格]
724円(+税)
amazon/レッドゾーン〈上〉
レッドゾーン〈下〉

レッドゾーン〈下〉

[出版社]
講談社文庫
[発売日]
2011年6月15日
[ISBN]
978-4-06-276993-8
[価 格]
724円(+税)
amazon/レッドゾーン〈下〉
作者の思い
ハゲタカシリーズ第3弾となる『レッドゾーン』が、遂に発売されました。
08年2月から今年の2月まで「小説現代」に連載させて戴いた作品に、ブラッシュアップと大幅な加筆修正を加えた渾身の1作です。

“赤い資本主義”と揶揄される中国の巨大資本が、世界最大級の自動車メーカーを狙うという設定でスタートしたのですが、時代は世界中の自動車メーカーが不況に喘ぐ時代を迎えてしまい、現実の経済状況とどう折り合い、その上で、いかに小説として“飛躍できるか”に腐心しました。
果たしてその成果は、如何?
ぜひご一読戴き、皆様の厳しい眼でご吟味戴ければ幸いです。

〈真山仁ブログ「虎視眈々」より/2009年4月25日〉

主要参考文献一覧(順不同)
  • 浜田和幸『北京五輪に群がる赤いハゲタカの罠―暴走機関車・中国の世界覇権戦略』(祥伝社)
  • 小森正彦『国富ファンド・ウォーズ―「彼ら」は日本で何をしようとしているのか』(東洋経済新報社)
  • 芹澤和美『マカオ・ノスタルジック紀行』(双葉社)
  • 中川威雄『図解 金型がわかる本』(日本実業出版社)
  • 吉田弘美『トコトンやさしい 金型の本』(日刊工業新聞社)
  • 森重功一『図解入門 よくわかる 最新金型の基本と仕組み―三大金型を中心に学ぶ、金型のイロハ―日本製造業を支える金型の基礎知識』(秀和システム)
  • 長山勲『自動車エンジン基本ハンドブック―知っておきたい基礎知識のすべて』(山海堂)
  • エンジンテクノロジー編集委員会編『自動車エンジン要素技術Ⅱ―進化を続けるテクノロジーのすべて』(山海堂)
※他に新聞、経済誌、週刊誌、インターネットサイトからも情報を得た。