オペラティオ
単行本

金融担当大臣が銀座で刺殺され、遺体に「ざまあ」と書かれたメモが残された一件を発端に、政治家、新聞記者、公安調査庁の調査官、過激な野党党首——それぞれの思惑が複雑に絡み合いながら、日本社会が少しずつ崩壊していく——。
※「オール讀物」で(2023年9・10合併号〜2025年11・12合併号まで)連載していたものに、加筆修正しました。
2011年、政治とは何かを青臭く問うた小説『コラプティオ』は、東日本大震災直後の混乱した日本社会の中で、多くの若者に、政治に関心を持ってもらい、自分たちで行動を越して欲しいと想いを込めました。
それから15年、今回発表する『オペラティオ』は、その時の登場人物を中心に、大きく変容を遂げた日本政治を見据えようと考えました。
ポピュリズムが社会に浸透し、「異端」ではなく、政治の中心になってきたと危惧するのは、私だけではないと思います。では、これから日本社会はどこに向かうのか。
政治を舞台に、かなり過激に問題提起をしてみました。
〈2026年10月〉