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柳沢正史の快眠脳

新書

柳沢正史の快眠脳

柳沢正史の快眠脳

[出版社]
文藝春秋
[発売日]
2026年10月16日
[ISBN]
978-4166615469
[価 格]
1,210円(税込)
(本体1,100円+税)
amazon/柳沢正史の快眠脳
あらすじ

睡眠は脳の「メンテナンス」
生産性が高い国や会社ほど長く眠る
寝る子は育つ、寝ない大人はヨコに育つ
日本の睡眠時間は世界最低
必要な睡眠時間は中学生9時間、50代7時間程度

眠りについて悩んでいない人でも深刻な睡眠不足の可能性がある。
ラスカー賞を受賞した睡眠学の第一人者・柳沢正史から「教科書に載せたいぐらい典型的な睡眠時無呼吸症候群」だと〝宣告〟された真山仁が徹底取材。
睡眠の「本当」と柳沢教授の頭の中に迫る!



作者の思い

「日本人は、睡眠を正しく理解していない。甘く見ている」と主張する筑波大学の柳沢正史氏に会ったのは、2年半ほど前だ。私がMCを務めたテレビ東京の番組「ブレイクスルー」で取材するに当たり、柳沢氏が設立した睡眠のベンチャー企業が開発した、自宅で睡眠の状態を計測できる器械を装着。その結果も踏まえて、話を聞いた。
 そして、私が「教科書に載せたいほどの睡眠時無呼吸症候群である」ことが判明。全く自覚がなかったと伝えると、「まさに日本人の睡眠の無関心の典型ですよ」と指摘された。
 それこそが、本書を書くきっかけだった。
 「睡眠は大切」と私はずっと思っている。なのに、何も分かっていなかった。そういう者こそが、「睡眠の本当」を伝えるべきだと考えたからだ。
 柳沢氏の豊富な研究実績を踏まえた知見と提言に加え、それを我々がどう受け入れるべきか、何を改めるべきかを、私自身が訴えた“睡眠を知るための決定版”をぜひお読み戴きたい。

〈2026年10月〉

目次
  • ◎目次
  • ■プロローグ
  • ■第一章  睡眠不足は脳を殺す  「寝ない大人は横に育つ」
  •  削るなら睡眠時間しかない
  •  「24時間戦えますか」の罠
  •  一日四時間睡眠を二週間続けたら……
  •  締切前夜はパフォーマンスが最高?
  •  “死の五重奏”
  •  認知症のリスクも高まる
  •  必要な睡眠時間は遺伝で決まる
  •  健康な若者でも睡眠負債はある
  •  睡眠不足の三つの兆候
  •  肥満との相関性
  •  寝ない大人は横に育つ
  •  電車でいびきをかく人は「重症」
  •  年間四・七兆円にのぼる社会的コスト
  •  「ぐっすり力」は加齢で落ちていく
  •  睡眠軽視は国を滅ぼす
  • ■第二章  「寝る子は育つ」は本当  睡眠“後進国”無理解の壁
  •  平均寿命と健康寿命のギャップ
  •  世界で最も眠らない国
  •  六〇年前はよく寝ていた
  •  子どもの頃から「昼間に眠い」が当たり前に
  •  夜型か朝型か
  •  「朝起きるのが辛い」理由
  •  学校の始業時間を遅らせよう
  •  天才を育てたいなら……
  •  優秀な子ほど長く眠る
  •  一晩寝るとレベルアップ
  •  「寝る間を惜しんで頑張る」人はすごいのか
  •  睡眠は脳のアクティブリカバリー
  •  タイパからは何も生まれない
  •  ベストな睡眠時間を知る方法
  •  睡眠軽視が子どもの心身を蝕む
  • ■第三章  「真実は仮説より奇なり」  柳沢正史の素顔
  •  小学一年で研究者志望
  •  開業医の父、教育熱心な母
  •  高校時代にパソコンとOSを自作
  •  「明後日の患者を治したい」
  •  医学部の視点と理学部の視点
  •  大学院時代に大発見
  •  三一歳でハワード・ヒューズ医学研究所へ
  •  「結果よければすべてよし」という環境
  •  「やせ薬」ができるかも?
  •  夜のマウスの観察で大逆転
  •  セレンディピティで睡眠研究へ
  •  仮説に縛られ過ぎないことが大切
  •  サイエンスの究極の目標
  •  東大、京大からの誘い
  •  研究は「当たるも八卦、当たらぬも八卦」
  •  基本的に怠け者
  •  「楽しそうにしている」背中を見せる
  •  研究はやってみなければ分からない
  •  二人の師匠の教え
  •  ハリネズミと狐
  •  ラインホルド・ニーバーの祈り
  •  「真実は仮説より奇なり」の意味
  •  
  • ■第四章  睡眠研究と医療の最前線
  •  二つの大きな謎
  •  眠くなる仕組み
  •  問題は「眠気のもと」
  •  鹿威しの「水」を探せ!
  •  そもそも「起きている」とは?
  •  睡眠と覚醒は「デジタル」
  •  現代人にとって最大のストレス
  •  レム睡眠とノンレム睡眠
  •  夢を見るのは大事な“活動”
  •  新しいタイプの睡眠薬
  •  夜間頻尿の原因
  •  人間ドックに睡眠検診を
  •  在宅検査が保険適用に
  •  SAS治療の飲み薬が開発中
  •  専門医を増やせ!
  •  睡眠は「一丁目一番地」
  •  科学の進化は止まらない。あとは人次第
  • [特別コラム]よりよく眠るための五つのルール
  •  
  • ■第五章  日本復活の鍵は睡眠にあり
  •  理想の人生のために
  •  成功者はみんな眠っている
  •  国を挙げて本気で取り組むべき課題
  •  「寝不足上等」でいいのか?
  •  一〇歳までに「睡眠」教育を
  •  親が子どもにできること
  •  日本の夜は明るすぎる
  •  暗くても目は悪くならない
  •  夜が暗いヨーロッパ、闇がなくなった日本
  •  一流の研究者は嗅覚を持っている
  •  日本政府の研究支援は間違っている
  •  的外れなトップダウン
  •  米中がやらないことをやろう
  • ■エピローグ
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