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当確師

単行本

当確師

当確師

[出版社]
中央公論新社
[発売日]
2015年12月19日
[ISBN]
978-4120047954
[価 格]
1,500円(+税)
amazon/当確師
あらすじ
請け負った選挙の当選確率は99%以上であることから『当確師』を名乗る選挙コンサルタント聖達磨(ひじりたつま)は、敏腕だが傲慢な選挙のプロ。「選挙は戦争だ」と立候補予定者を脅し、その一方、胸の内では「選挙で、この国を浄化してやる!」と企んでいる。
そんな聖が請け負ったのは、最近、大災害時に備えた首都機能補完都市に指定された政令指定都市・高天(たかあま)市長選挙で、現職市長を打倒するというミッションだった。
3期目を伺う現職鏑木(かぶらぎ)次郎は元検事で、前職の腐敗打倒を叫んで初当選以来、破綻直前だった市を立て直し、全国的に名を馳せる敏腕市長だ。「組織票だけで、当確が打てる」ほどの盤石な市長を打ち破ることなんてできるのか。
聖は、意外な人物を候補に擁立し、鉄板の市長の牙城に挑む…。
作者の思い
2015年は、近年稀に見る“政治の季節”でした。
若い世代を中心に多くの人が、“民主主義”や憲法、そして平和について考え、自己の意見を主張しました。
しかし、本気で政治を変えたいと思うのであれば、デモだけではダメです。
日本が民主義国家である以上、政治の変化を求めるなら、選挙で勝つしかないのです。
ただ、これだけの政治的盛り上がりがあっても、選挙は今一つ関心がないという方が多い。

しかし、皆さん。それは選挙の面白さ、怖さを知らないからです。
ある人は言いました。「選挙とは、武器を使わない戦争であり、こんな面白い闘いはない」と。
そして、選挙における権謀術数は、戦国時代の武将たちの闘いを凌駕するまさにバトルロワイアルなのです。しかも、合法的な。
『当確師』で、知っているつもりの選挙の裏側を覗いてみて下さい。

〈2015年12月〉