作品
ホーム作品 > そして、星の輝く夜がくる(単行本)

そして、星の輝く夜がくる

単行本

そして、星の輝く夜がくる

そして、星の輝く夜がくる

[出版社]
講談社
[発売日]
2014年3月7日
[ISBN]
978-4-06-218812-8
[価 格]
1,500円(+税)
amazon/そして、星の輝く夜がくる
あらすじ
2011年、東日本大震災被災地にある遠間第一小学校に、自身も阪神淡路大震災での被災経験がある小野徹平が、神戸から応援教師として赴任した。
東北の子供には耳慣れない関西弁で話す小野寺。生徒たちとの交流の中で、被災地の抱える問題、現実と向かい合っていく。
被災地の子供が心の奥に抱える苦しみと向かい合う「わがんね新聞」、福島原子力発電所に勤める父親を持つ転校生を描いた「“ゲンパツ”が来た!」、学校からの避難の最中に教え子を亡くした教師の苦悩と語られなかった真実を描いた「さくら」、ボランティアと地元の人たちとの軋轢を描く「小さな親切、大きな……」、小野寺自身の背景でもある阪神淡路大震災を描いた「忘れないで」。そして、震災をどう記憶にとどめるのか?遠間第一小学校の卒業制作を題材にした「てんでんこ」の6篇を収録。
被災地の現実、日本のエネルギー問題、政治的な混乱。小学校を舞台に震災が浮き上がらせた日本の問題点。その混乱から未来へと向かっていく希望を描いた連作短編集。
文庫本
そして、星の輝く夜がくる

そして、星の輝く夜がくる

[出版社]
講談社文庫
[発売日]
2015年12月15日
[ISBN]
978-406-293044-4
[価 格]
600円(+税)
amazon/そして、星の輝く夜がくる
作者の思い
本作『そして、星の輝く夜がくる』は、19年前に阪神大震災を経験し、ずっと胸の奥で渦巻いていた様々な私自身の想いと、東日本大震災以降、何度かお邪魔した東北の被災地の現状をしっかり受け止めた上で、私たちは震災とどう向き合い、これから未来に向けてどう生きるべきかを真剣に考えた作品集です。物語は全て完全なフィクションです。でも、1編1編に、被災地が抱えている問題とそれによって起きるであろう様々な感情をタブーを設けず踏み込みました。
題材はえもすると暗くなりがちなのですが、関西弁で明るく子どもたちを励ます主人公小野寺徹平とこどもたちのふれあいによって、危惧は払拭されたのではないかと思っています。
震災から3年、日本中に漂う喪失感に溺れず、今を生きるために何が必要なのかを一緒に考えてみてください。

〈2014年2月〉


information