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コラプティオ

単行本

コラプティオ

コラプティオ

[出版社]
文藝春秋
[発売日]
2011年7月30日
[ISBN]
978-4-16-380690-7
[価 格]
1,714円(+税)
amazon/コラプティオ
あらすじ
震災、原発事故の後遺症で苦境が続く日本に、有言実行を旨とする宮藤総理が登場したことで、明るい兆しが見え始めた。内閣調査官・白石は、異能の首席秘書官・田坂と共に、宮藤が掲げた“約束”の実現に向けて奔走する。白石の同級生で大手紙の記者・神林は、先輩の名物記者・東條に叱咤されながら、政府・企業を相手のスクープ取材に身を投じていく。物語の舞台が政情不安を抱えるアフリカの小国、ウエステリアに及んだ時、誰も予想しえなかった危機が幕を開ける。
文庫本
コラプティオ

コラプティオ

[出版社]
文藝春秋
[発売日]
2014年1月4日
[ISBN]
978-978-4167900021
[価 格]
790円(+税)
amazon/コラプティオ
作者の思い
『コラプティオ』は、私が初めて政治の世界に挑んだ作品です。社会に蔓延する不安を見るにつけ、より積極的に政治にコミットメントする時が来たという危機感を抱き、執筆を始めました。そして発生した大震災とその後の大混乱――。

文明社会の危機、政治不信、さらには希望の見えない未来への絶望感が波状攻撃のように日本を襲い、私たちは途方に暮れてしまいました。
しかし、ここで立ち止まってはなりません。
嘆いていても、何も始まらない。
私たち一人一人が目の前の苦難を見据え、立ち向かう勇気を持って行動することが、未来を希望に変える唯一の方法なのです。

誰がやっても政治は変わらない。そんな言葉を二度と口にしないために、私はこの物語を届けます。

〈2011年7月〉

主要参考文献一覧(順不同)
  • マックス・ヴェーバー『職業としての政治』岩波文庫
  • マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう 今を生き延びるための哲学』早川書房
  • 清水真人『官邸主導 小泉純一郎の革命』日本経済新聞社
  • 飯島勲『小泉元総理秘書官が明かす 人生「裏ワザ」手帖』プレジデント社
  • 岩見隆夫『演説力―わかりやすく熱い言葉で政治不信を吹き飛ばせ』原書房
  • モンテフィオーレ、サイモン・シーバッグ『世界を変えた名演説集―その時、歴史は生まれた』清流出版
  • NHK取材班『NHKスペシャル 揺れる大国 プーチンのロシア』NHK出版
  • ポール・コリアー『最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?』日経BP社
  • ポール・コリアー『民主主義がアフリカ経済を殺す 最底辺の10億人の国で起きている真実』日経BP社
  • 草野厚『日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか』朝日新書
  • 山本一巳・山形辰史編『国際協力の現場から 開発にたずさわる若き専門家たち』岩波ジュニア新書
  • フランソワ・ランクルノン、ピエール・ドナン『ニジェール』白水社文庫クセジュ
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